この分析は、S8ランク帯(6000〜8000)のデータに基づき、各コスト帯の勝率とBAN率から、どのコストが「勝ちやすく、狙われやすい」のかを考察します。初〜中級者の方がコスト選びやBAN戦略を考える上での一助となれば幸いです。
データ概要
- 対象: S8 / ランク6000〜8000帯
- 指標: コスト帯ごとの勝率平均 / BAN率平均
コスト帯 | 勝率平均 | BAN率平均 |
---|---|---|
3コスト | 50.78% | 31.96% |
2.5コスト | 49.67% | 21.25% |
2コスト | 47.76% | 15.97% |
1.5コスト | 51.06% | 31.31% |
各コスト帯の所見
3コスト(勝率 50.78% / BAN 31.96%)
“試合の主導権を握る”役割を果たす帯。グリフィン、秋雲、エルフィンが特に高い勝率を見せており、3コストのS8での高いBAN率は秋雲の存在感が大きく影響しています。
2.5コスト(勝率 49.67% / BAN 21.25%)
多様な“厄介さ”を持つキャラが多く、対応が難しい帯です。目を離せない、弾が強力…など、味方とのシナジーがあるキャラも多く、戦況を一変させるポテンシャルを秘めています。
2コスト(勝率 47.76% / BAN 15.97%)
コスト自体が自己りにくい、安全よりの帯で「器用貧乏」に陥りやすく、マイルドな選択肢となることが多いです。固定・上位帯では硬さや安定性を活かせるのかもしれませんが、下位中位帯、そしてシャッフル形式では持ち味を出しにくく、現在のメタでは埋もれがちです。
1.5コスト(勝率 51.06% / BAN 31.31%)
攻撃的で尖った強キャラが揃い、コストパフォーマンスの高さで相手を圧倒しやすい帯です。オーキッド、スノーウォルといった特定キャラへの対処が難しく、BAN率を押し上げています。
BAN率×勝率から見る傾向(数字上の話)
33コスト=BANされがち」というは間隔は概ね当たっていますが、今回のデータでは1.5コストもBAN率が高いのが特徴です。データ上では、1.5コストと3コストが「強く、BANされやすい帯」として明確に表れています。
- 3コストの常連組:グリフィン、秋雲
- 1.5コストの常連組:スノーウォル、オーキッド
これらのキャラが、それぞれのコスト帯の数値を引き上げている要因と考えられます。
実戦で役立つBANのヒント
- 第一候補:3コスト帯 … 盤面を形成する能力が高く、試合の脅威度が高いため、まずBANの検討を。
- 迷うなら:1.5コストの個別指名 … スノーウォル、オーキッドをBANしておく。厄介な要素を先に潰す戦略も有効です。
今後の環境予測
直近の修正により、影(3コスト)の環境入りが予想されます。これにより、オーキッド、グリフィン、秋雲といった近接キャラのパワーバランスが変更される可能性はありますが、3コストが依然として強いという大枠は当面変わらないでしょう。
まとめ
データ上では、1.5コストと3コストが「勝ちやすく、BANされやすい」帯、2コストは苦戦しがち、2.5コストは味方との噛み合わせ次第で強力になる、という傾向が見えてきました。まずはBANの方針を固め、次に自分の得意なコスト帯の強みを最大限に活かす戦略を立てるだけで、勝率向上に繋がる可能性があります。
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